岐阜県在住です。夫婦の記録を綴っていきたいです。

予定日前日~ 赤ちゃんができた42(妊娠39週6日目~予定日40週)

 嫁です。

 

予定日前日

全くお腹が張る感じもなく…本当に産まれてくるのかな?という感じ。以前、マタニティビクスの先生が赤ちゃんは自分の生まれる日を選んでくるよって教えてくれました。なので、お腹の赤ちゃんには、旦那さんのお仕事の都合もあり(予定日に休めるように仕事を調整してくれてました)「お父さんお仕事だから、出来たら予定日に産まれてきてね」ってずっと前から何度も声かけしてました。

 

午前中、マタニティビクスに行きお昼ご飯を食べしばらくすると強い眠気が襲ってきてお昼寝…(-_-)zzz14時半ごろから寝て18時過ぎふと、起きるとお尻が冷たい(;´Д`)

まさかのおねしょかもと起き上がると、自分の意志とは関係なくだらだらと股から液体が漏れる感覚…破水?したかも…

とりあえずトイレへ直行して血ではないことを確認。やっぱり破水したんだなと思い、急きょ旦那さんへ電話して帰ってきてもらう事に。

陣痛のような痛みはないですが、病院にも電話したらすぐ来てくださいということで入院グッズをまとめて旦那さんの帰りを待ち病院へ行きました。その間も水は少しずつ出続ける感じとなりました。

 

病院

診てもらうと、やはり破水ということがわかりそのまま入院ですと言われました。子宮口も指一本ぐらいしか開いていないので開くのを待ちましょうとうことに。陣痛のような感覚はあまりなく元気なのに入院という不思議な感覚…このまま陣痛が来なければ薬(陣痛促進剤)を朝に打つことになると思いますと言われました。急遽入院となったので、二人で買ってきたお弁当を病院で食べて旦那さんも一緒に泊まってくれ陣痛まちということになりました。

 

夜中になると、少しずつ生理痛のような痛みがあり、強くないですが、定期的に40秒から1分間くらいつづく痛みがありました。これが陣痛だと思い、間隔を図ることに。

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「陣痛きたかも」という携帯アプリを使って間隔を図ってみると10分間隔以上あいてバラバラ…とにかくこの微弱な痛みと1時間おきに赤ちゃんの心音を聞きに検診が来るのでよく寝れずに一晩過ごすことに…。

朝方になると、隣の部屋の同じく陣痛待ちの患者さんが陣痛が辛いのか泣き叫んだり呻く声が洩れてきました。その声を聞いて恐怖でおののきました(;´Д`)。

自分の陣痛はまだあのレベルじゃないと…。あれぐらいの声を出さなければ分娩台に上がれないのかと…

違う部屋からは子宮口はまだ5センチしか開いてないと聞こえてきました、自分はまだまだほど遠い(~_~;)

 

そのまま朝を迎え、朝ごはんを普通に食べます。朝の時点で陣痛は来てるものの私自身、元気そのものでなかなか5分を切りません。先生が回診にみえて、子宮口の開きを確認してもらうと1.5センチしか開いていませんと言われました。

昨日の夜からほぼ変わっていない(;´Д`)

 

先生に陣痛が微弱すぎてこのままだと今日出産が出来るのは難しいです、母子ともに体力的にもきついですし、陣痛促進剤を打ってはどうかと提案されました。促進剤を打ったとしても、出産出来るのは早くて夕方か夜中になると思いますと言われそれでもほど遠い感覚でしたが、早く産まれてきてほしいと思い、促進剤をお願いしました。

 

9時過ぎに促進剤の入っている点滴を打ちました。促進剤も最初は少量を入れて状況を見て増やしていくという事でした。最初は大丈夫でしたが、しばらくすると陣痛の感覚が狭まってきて苦しくなってきました。点滴をする前に、浣腸もしてもらったんですが、トイレにも何度か行きたい感覚が続きます。浣腸のせいでトイレに行きたいのか、赤ちゃんのいきみでトイレに行きたいのかわからず…。腰の痛みも辛くて、腰を陣痛が来る都度さすってもらってました。まだ少ししか促進剤は流してないよと言われて唖然…。まだまだこれからなのか、辛すぎると思いました。

 

昼になると、かなりの痛みが出てきてお昼ご飯なんてとても食べている状況ではなくなりました。身体は暑いし、痛みと痛みの間も腰が痛くてほとんどずっと助産師さんと旦那さんが腰をさすってくれたり、いきみたい感覚を逃すためにテニスボールでお尻を押してくれたり。下敷きという名の団扇で仰いでくれたり。昼ごはんが来て、お昼だと知っただけで時間の感覚もなくなってました。旦那さんもお昼を食べずにつきっきりです。

助産師さんに痛みに弱いほうですか?と聞かれ、そんな弱いと思っていませんでしたが、これで弱いかと聞かれたら弱いんでしょうと思い「この痛みが耐えられないので弱いんだと思います」と答えました。2~3分間隔で襲ってくる陣痛に辛すぎて、辛すぎて先生の言った最短の夕方までなんて耐えられない。呼吸法でふーっといきみを逃しても耐えきれない衝動、涙がいっぱいでました。

 

こんな痛みなら、いっそうのこと腹を切ってほしい、帝王切開にしたかった!お母さん、よく自分や兄弟を産んだな、旦那さんのお母さんもすごいわ。今まで自然分娩で産んだ全てのお母さんを尊敬すると心底思いました。

 

夕方まで体力を持たせるために、なんとか昼ごはんのサンドイッチを少しだけ無理矢理口に一口で放り込みました。この痛みの行き場がなくて「痛い、痛い」と、ベッドの上のマットを何回か殴りました。

 

陣痛も1分も立たないうちに来ていたので、一度、子宮口の様子を見ましょうと言われ診てもらうともう充分子宮口が開いているので分娩台に上がれると言われました。

やっと分娩台に上がれるけどまだこれからが長いんだと疲れ切っていました。

 

分娩室 

部屋を移動し、分娩室へ。

旦那さんがあとどれぐらいかかりますか?と聞いてくれ、もうすぐですよ1時間もかかりませんと言われ希望が見えました。

分娩台に上がったあとは、いきんでいいと言われ、陣痛が一番強いタイミングで、全部の力を何回かに分けて出し切りました。

陣痛室では陣痛をこらえていましたが、ここでは出していいと言われ、これで終われる、ようやく力を発揮できると同じ痛みは来るものの天国のようでした。

 

いきむときは声は出してはダメ、目はしっかり開けてと言われもう、必死です。先生が「このままだと肛門まで避ける可能性があるので、会陰切開をします」と言われました。どうぞ産むためなら何でもしてくださいと思いお願いしました。麻酔の注射をされ、さくっと切られ、2、3回いきんだのち、もうすぐだからと、あと一回頑張ってと言われて、渾身の力をお腹と股に入れました。

生暖かい感覚が股にあり、赤ちゃんが出てきてすぐ泣いたのがわかり、嬉しくて涙が溢れました。

 

14時29分、体重2958g、女の子が産まれました。ちゃんと予定日に産まれてきてくれたいい子。

 

すぐにキレイにしてもらったり、体重を測ったりしている間に、私は胎盤が出てきたので胎盤を出し、会陰切開した部分を縫ってもらいました。キレイに縫ってもらえたみたいで、時間は少しかかりましたが、縫い終わるとそのまま赤ちゃんが私の頭の隣に来てくれました。

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顔を見ると思っていた以上に、小さくてかわいくて、愛おしい。産まれてきてありがとう。

幸せ過ぎて、涙が出ました。分娩台で旦那さんと私と3人で2時間ほど赤ちゃんと一緒に過ごしましたがずっと見てられる可愛さ。無事に産めてよかった、足ががくがくしたり、子宮収縮剤の点滴を打たれたりしてお腹は痛かったけど満足すぎて全部が問題なく思えました。かなり興奮したのか熱を測ると、37度7分でしたが、熱があることもわからないくらいでした。2時間後、分娩台から降りるときは車イスを用意されていて自分でもびっくりするぐらい動けない、ヨレヨレでした。意識ははっきりしてますが、その日は夜も寝れないぐらい興奮状態でした。

 

ずっと1日一緒にいてくれた旦那さんの支えがあり、無事出産を乗り越えられました。自分が旦那さんにも感謝していますのでこの子の名前は旦那さんに決めてもらおうと思います。

 

旦那:まず一言、「本当に頑張って産んでくれてありがとう!」。出産、感動的でした。陣痛が一番痛いときは本当につらそうで、男の僕にはマッサージをするしかできませんでしたが、頑張ってくれた妻に感謝し、これからこの子をしっかりと一人前になるように育てないと、という責任感も実感しました。とにかく、母子ともに健康で良かったです。これから力を合わせて幸せな家庭を築いていきます。無限の可能性を持った子供、どのような育ち方をするのかも親の責任です。身を引き締めて、この子の未来を見据えて子育てしていかないと、と思いました。子育て頑張るぞ!